高鳥氏、街頭演説でも高市氏支持表明 自民党総裁選 主義思想、積極財政を評価

自民党の高鳥修一衆院議員(新潟6区)は4日、直江津地区(上越市五智1)での街頭演説で、自民党総裁選挙(17日告示、29日投開票)について、出馬意欲を示す高市早苗前総務相を支持する考えを表した。県連会長だが個人の立場での考えを強調し、理由として確固たる保守思想や積極財政派などを挙げた。

街頭演説で総裁選での高市氏支持を表明する高鳥氏

 演説は雨の中、自民党県議や直江津地区の市議らが参加して行われた。高鳥氏は、菅義偉総理大臣が前日、総裁選に不出馬を表明したことに「急展開で非常に驚いている」とし、「コロナ禍で誰がやっても難しい中でお仕事をされてきた。大変残念、お疲れさまでした」とねぎらった。

 その上で「個人の立場で」と前置きし、総裁選に三つの条件を考えているとした。「一つは確固とした保守思想を持っていること。台頭する中国に対してしっかりとした国家観がないと領土、国益を守ることができない」「二つ目は積極財政。今は国家の非常時であり、緊縮財政派から積極財政派にかじを切り替えるべきだ。ワクチン頼みだけでなく、困窮する方々、事業者、個人を救わなければならない」「3番目の条件は、できれば今度の総裁は女性になっていただきたい」とし、「次の総理がちょうど節目の100代目。日本の歴史始まって以来の女性総理総裁を。コロナで停滞した日本の空気を大きく変える力があると信じている。三つの条件を兼ねているのは高市さんしかいない」と強調した。

 演説後の報道陣の取材に、高市氏支持について「保守団結の会の顧問になっていただいている。思想信条、政策が一致している」とし、「できる限りの協力をしたい。要請があれば推薦人になる」と話した。県連会長の立場だが、「あくまで個人の判断。県連として誰かに縛ることはしない」と説明した。

2013年に自民党妙高支部政経パーティーでの高鳥氏。当時党女性初の政務調会長に就任した高市氏が講師に招かれた。(2013年7月6日、妙高市)
記事参照元:タイムスLite

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