〈なおえつうみまちアート2022〉アート増殖、多彩に うみまち作品展、マルシェも開設 直江津屋台会館

上越市直江津地区で25日まで、「みんなでつなごう なおえつうみまちアート」が開かれている。メーン会場の一つ、直江津屋台会館(同市西本町4)は土日・祝日に「うみまち作品展」が行われている。10、11の両日は多くの作品展示があり、アート作品が気軽に楽しめる。

アート展示やクラフト販売、ワークショップが楽しめる直江津屋台会館内

 うみまち作品展は地元の作家を中心に、直江津の街や海が感じられる作品などを展示。またクラフト作品の展示、販売やワークショップも行われている。出展の数は日によって異なるが、10日は作品出展、クラフト販売・ワークショップともに15組ほどがそろい、これまでで最多となった。
10、11の両日はアクセサリーやドライフラワーなどの展示やワークショップ、パンの販売などを行う「うみまちマルシェ」を開設。アクセサリー作りを体験する人たちの姿が見られた。海の生き物の絵を描いたり、色紙とビニール袋で立体作品を作るワークショップ「おさかなをつくろう&おさかなを描こう!」は全開館日に実施しており、親子連れでにぎわっている。

直江津中美術部の「深海海月」。近づくと文字を連ねて描かれていることが分かる

 校舎改築のため部室が使えず、同館で活動している直江津中美術部は海の生き物の名前を書き連ね、クラゲやペンギンなどを描いた「深海海月」などを展示。実行委員会メンバーでもある同市立歴史博物館の宮崎俊英館長は「発想がすごい。屋台会館で、展示の作品を見て活動した成果だと思う」と評価した。以前に見学した上越総合技術高美術部も染めの作品を出展。若い世代の作品も充実している。
会期初日から出展している「ひみつきちひろみちゃん」メンバーのイシダケンイチローさんは「作品をじっくり見るというより、会場や雰囲気を楽しみ、気軽に見られる。普段は見られない屋台会館を知る機会にもなる」と話した。

記事参照元:タイムスLite

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