上越市が高齢者世帯に無償貸与の通話録音装置 台数制限なくし7月末まで申請受け付け

新潟県上越市は、高齢者のみ世帯を対象に申請を受け付けている無償貸与の防犯機能付き通話録音装置について、先着100台限定としていた制限をなくし、申請期限の2024年7月31日までに申し込みがあった全ての世帯に貸し出す。受け付け開始の初日だけで200件近くの申請があり、市民の防犯意識の高まりを考慮した。

高齢者世帯に無償で貸し出す通話録音装置(右)

市内で増加傾向にある高齢者の特殊詐欺被害を食い止めようと、本年度中に65歳になる人を含む65歳以上の高齢者のみの世帯に、5年間無料で貸し出す市独自の取り組み。6月14日から受け付けを開始し、初日だけで188件、6月26日時点で228件の申請があった。

通話録音装置は、電話回線と電話機の間につなぐだけで、電話がかかってくると「この電話は録音されています」などと警告メッセージを流し、通話内容を自動で録音する。犯人は声が録音されることを嫌うため、特殊詐欺被害の防止に有効とされている。

ちらし

申請書を記入し、市役所市民安全課や各区総合事務所の窓口、または郵送、ファクスで申し込む。郵送は当日消印有効。申請書は市ホームページでダウンロードできるほか、各申請受け付け窓口でも配布している。決定通知書が届き次第、窓口で引き渡しとなり、受け取った日から5年間が貸し出し期間となる。

問い合わせは同課025-520-5661

www.city.joetsu.niigata.jp

記事参照元:上越タウンジャーナル