上杉謙信役に松平健さん!新潟県上越市の謙信公祭、夏に100回目 マツケン?暴れん坊?どんな謙信に

俳優の松平健さん=2005年、新潟市

戦国武将の上杉謙信公をたたえる新潟県上越市の「謙信公祭」が2025年に100回目の開催となることを記念し、俳優の松平健さん(71)を謙信公役に迎えることが1月29日、関係者への取材で分かった。時代劇で戦国武将や将軍の役を数多く演じてきた大物の「出陣」で、節目を盛り上げたい考えだ。実行委員長や市の担当課長が30日に会見し、正式発表する予定。

1926年から続く謙信公祭は上越市を代表する夏のイベントの一つ。2025年は8月23、24の両日開かれる。

イベントでは甲冑(かっちゅう)をまとい、上杉、武田信玄の両軍に扮(ふん)した武者らが市内を練り歩く「出陣行列」と、馬上の謙信が信玄と戦う「川中島合戦の再現」が人気を博している。

謙信公祭ではこれまで謙信役を市民や市長のほか、2007年のNHK大河ドラマ「風林火山」で謙信役を務めたミュージシャンのGACKT(ガクト)さんや元宝塚歌劇団月組組長の越乃リュウさん(新潟市西区出身)らが務めてきた。

出陣行列に登場したGACKTさん=2015年

上杉謙信役の越乃リュウさん=2024年

100回目を迎えるに当たり中川幹太市長は、謙信役に著名人を招き、盛り上げたいとの意向を示していた。松平さんが数々の時代劇で主役や重要な役どころを演じていることや、一世を風靡(ふうび)したヒット曲「マツケンサンバ2」で老若男女を問わず知名度も高いことなどから依頼したとみられる。

記事参照元:新潟日報デジタルプラス