iFデザインアワード2025の最優秀賞ゴールドアワードを、古民家トランスフォーメーション(KX)のシンボル建築「承継樓」(新潟県上越市)が受賞
KX「古民家トランスフォーメーション」のシンボル建築兼モデルハウスの「承継樓」(新潟県上越市)がiFデザインアワード2025で金賞を受賞。金賞は世界約1万千件のデザイン応募中最優秀の75件のみに授与。

組織のトランスフォーメーションを長年生業としてきた日本再生株式会社は、新潟県上越市を中心とする上越後地域の貴重な建築文化遺産であるプレミアム古民家「たいせつ古民家®」の再生・移築事業を展開しています。
独自開発した古民家再生法KX「古民家トランスフォーメーション」のシンボル建築兼モデルハウス「承継樓(しょうけいろう)」(英語名 ShokeiLoh)が、iFデザインアワード2025において、最優秀賞である「iFゴールドアワード」(金賞)を受賞しました。世界各国からの11,000件の優れたデザインの応募の中から、75件にのみ最優秀デザインとしてiFゴールドアワードが授与されました。
「承継樓」(ShokeiLoh)についてご参考までに、下はiFデザインアワードに提出された「承継樓」の動画です。
「承継樓」は、世界一流のデザイン専門家131名からなる審査員陣によって、「機能」「アイデア」「サステナビリティ」「差別化」「形状」の5つの評価項目全てにおいて高く評価され、「インテリア アーキテクチャ」部門のゴールドアワードを受賞しました。
ゴールドアワードは、「インテリア アーキテクチャ」部門以外にも、「プロダクト」(例えば米アップル社のiPhone16や伊フェラーリの最新モデルなどが同部門の金賞受賞)他、「パッケージ」「コミュニケーション」「サービスデザイン」「建築」「インテリア アーキテクチャ」「プロフェッショナルコンセプト」、「UX(ユーザーエクスペリエンス)」「UI(ユーザーインターフェース)」といった計9つの分野全体で、世界で75件のみに授与された極めて希少で価値ある賞です。
また、金賞受賞作品75件のなかで、「インテリア アーキテクチャ」部門の金賞は、世界で6件のみです。世界でわずか6件の最も価値ある「インテリア アーキテクチャ」に「承継樓」が選出されました。
「インテリア アーキテクチャ」、そして、あらゆる分野の最先端のデザイン作品のなかで、世界の最優秀デザインの証となるiFゴールドアワードを「承継樓」が受賞したことを、非常に有難く受け止めています。






審査員の講評は下記の通りです。
翻訳:日本古来の建物である古民家のリノベーションに、クリエイティブで、かつ現代性を徹底追求したサステナビリティへの造詣が反映されています。用材のクオリティと、建築のディテールへのこだわりは驚くべきものです。室内空間の構成と、景観の味わい、地域の気候条件への適合との間で図られたバランスは完璧です。温かで居心地が良く、心落ち着くインテリアの雰囲気は、誰かと分かち合いたくなります。
原文:Kominka applies a creative and thoroughly contemporary understanding of sustainability to the renovation of an ancient Japanese building. Its attention to material quality and architectural detail is remarkable. It perfectly balances the organization of the interior space with an appreciation of the landscape and adaptation to local climatic conditions. The interior is cozy and peaceful, an atmosphere conducive to shared experiences.
「承継樓」の金賞受賞についての詳細は、iFの総合デザインポータルサイトifdesign.comにてご覧いただけます。
昨年6月に、ウッドデザイン賞とiFデザインアワードの連携協定が締結されました。その協定に基き、ウッドデザイン賞2024を10月に受賞した「承継樓」は、11月のiF最終審査への参加資格を得ることができました。
ウッドデザイン賞の記念すべき10周年、そしてiFデザインアワードとの連携初年度に、「承継樓」が、ウッドデザイン賞2024の奨励(審査委員長賞)と、iFデザインアワードの最高位の金賞受賞のダブル受賞の栄誉を賜ることができました。この場をお借りして、ご評価と貴重な機会をご提供くださったウッドデザイン賞の審査委員会の皆様、主催である日本ウッドデザイン協会様にお礼申し上げます。
ウッドデザイン賞 アワードNEWS ウッドデザイン賞2024、6月20日から応募開始!ドイツ iF デザインアワードとの連携協定を締結!


「承継樓」は、共にデザインし、古民家を再生した山岸建工株式会社様(新潟県上越市)との共同作品です。また今回の受賞は、「承継樓」のKXで随所に活用した、上越後産のプレミアム古材「たいせつ古材®」と、貴重なアドバイスを提供してくださった有限会社丸山事業様(新潟県上越市)の多大なお力添えによるものです。
たいせつ古民家®事業では、これからも、上越後地域が誇る建築文化遺産であるプレミアム古民家「たいせつ古民家®」とプレミアム古材「たいせつ古材®」のブランディングと普及を通じて、地域社会への貢献に努めてまいります。
- 山岸建工株式会社について
山岸建工株式会社 | たいせつ古民家 -上越後の堅牢優美な古民家- - 有限会社丸山事業について
古民家まるやま
「承継樓」のiF金賞受賞までの裏話「古民家トランスフォーメーション(KX)物語 ~やむぬやまれぬX魂~」を「ストーリー」で、ご紹介しています。
About the iF DESIGN AWARD iFデザインアワードについて
iFデザインアワードは、1954年以来、国際的に権威のあるデザインアワードのひとつとして、またiFロゴは優れたデザインの証として広く認知されています。
この賞は、「プロダクト」「パッケージ」「コミュニケーション」「サービスデザイン」「建築」「インテリア アーキテクチャ」「プロフェッショナルコンセプト」、「UX(ユーザーエクスペリエンス)」「UI(ユーザーインターフェース)」の9つの分野で構成されています。すべての受賞デザインは、iFの総合デザインポータルサイトifdesign.com で公開されています。
日本再生株式会社のたいせつ古民家®事業について
「豪雪」と「豪農」に象徴される上越後の厳しい自然と豊穣の歴史の組み合わせが産んだ唯一無二のプレミアム古民家「耐雪古民家」を、「たいせつ古民家®」としてブランディングし、将来世代に「大切」に承継する事業です。上越後のプレミアム古民家「たいせつ古民家®」を、移改築を通じた再生法「古民家トランスフォーメーション(KX)」を通じて、「シン・古民家®」へと生まれ変わらせます。
HP:たいせつ古民家

日本再生株式会社について
日本再生株式会社は、上場企業、中小企業、NGO等様々な組織のトランスフォーメーションを主な生業とし、ハンズオン型事業再生と、上場企業、中小企業、自治体等の非営利組織のマネジメントコンサルティング、並びに企業、自治体、大学・専門学校等の教育機関での人材育成支援等を行っています。地方創生関連では現在、本リリースに関連する上越後地域での古民家再生以外にも、静岡県伊豆稲取の破綻キャンプ場の再生・経営等を行っています。
再生事例HP:ストーンチェアキャンプ場

会社概要
社名:日本再生株式会社
本社所在地:東京都大田区田園調布4-37-6-302
代表取締役:鷲見健司
事業内容:組織のトランスフォーメーション、ハンズオン事業再生および、経営コンサルティング、人材育成支援等
設立:2007年1月11日