下水道料金、来年4月に値上げへ・新潟上越市 都市ガス料金も改定

新潟県上越市は、エネルギー価格の高騰などを受け、来年4月に下水道料金を値上げし、都市ガス料金も改定すると発表した。市議会12月定例会に条例改正案を提出する。

市生活排水対策課によると、設備を動かすための電気代や業務委託の人件費の上昇などにより、下水道施設の維持管理費が今後増えると見込まれることから値上げ方針を決めた。

月々の基本使用料は1669・80円で、現行の1576・30円より93・50円高くなる。月に6立方メートル以上排出した場合に加算される超過使用料も値上げし、標準的な排出量(月18立方メートル)では現在より236円高い3785円となる。

一方、輸入している液化天然ガス(LNG)の価格上昇などを受け、都市ガス料金のうち、3年ごとに改定される1立方メートル当たりの「基準単位料金」も4月から引き上げる。

ガス料金は基準単位料金のほか、基本料金、原料価格の増減に応じて毎月変わる調整単位料金を基に算出している。

国は今後、ガス料金値上げの抑制策を実施する方針で、今回の改定を踏まえた各家庭への請求額がどのようになるかについてガス水道局は「現時点では見通せない」としている。

中川幹太市長は定例記者会見で「市民に負担をかけるが、安定的なインフラ維持のために理解をお願いしたい」と話した。

記事参照元:新潟日報デジタルプラス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

13 − two =