会話は筆談で！クラシックプリンが看板メニュー「読書喫茶 ヒミツヤサン」オープン
上越市西城町2丁目の青田川沿いに、クラシックプリンやクリームソーダを看板メニューにしたおしゃべり禁止のカフェ「読書喫茶 ヒミツヤサン」が4日（金）にオープンします。
※4日（金）から6日（日）はクラウドファンディングの支援者限定オープンで、一般の利用開始は7日（月）からになります。
ヒミツヤサンは基本的におしゃべり禁止の上越地域にはこれまでになかったスタイルの喫茶店です。店内には1人席と2人席しかなく、注文はオーダー表に記入、どうしても会話が必要な場合を除いて、店内に備え付けのノートとペンを使って筆談するというユニークなスタイルの店です。
店を始めたのは東京出身の宮本小雪さん29歳です。
宮本さんは7年前に東京から上越市に地域おこし協力隊として移住しました。任期中に上越市大島区の古民家 飯田邸を利用したカフェを運営したり、任期終了後はうみがたりのレストランとみやげ店の店長を務めました。出産を機に産休期間に考える時間ができたことで、宮本さん自身が好きで長年研究を重ねてきたクラシックプリンを多くの人に食べてもらいたいという思いが膨らみ、上越市に店を開きたいと思うようになったそうです。
店の場所は以前もカフェだったところで、宮本さんが上越に移住してから、ほっと一息つきたい時に立ち寄っていたお気に入りの店でした。現在の店舗の場所が空き店舗となったタイミングで、宮本さんはすぐに店のオープンに向けて動き出し準備を進めてきました。
店内は宮本さんがお気に入りだったアーチ形の窓を残しながら大きく改装しました。壁を塗ったり、カウンター下の壁のタイルを貼り付けるなど、宮本さん自身も改装作業に加わりました。店内のイメージカラーはネイビーで、落ち着いた雰囲気の店内に仕上がっています。
窓際には5つの1人席があり、そのほかに2人席が2つ用意されています。
ヒミツのプリン 450円（税込）
※アイストッピングは＋100円
看板メニューは宮本さんが研究を重ねた、固めのクラシックプリン「ヒミツのプリン」です。10年前からクラシックプリンにはまり、卵や牛乳といった材料の分量、オーブンの温度、焼成時間など、少しずつ変えながら研究を重ね「現時点のベスト」と太鼓判を押すプリンを提供しています。甘さは控えめで、卵の濃厚な味わいと、少し苦めの手作りカラメルソースの相性が抜群です。
通常のプリンは常時提供していますが、不定期でラム酒をベースにしたプリンと黒コショウを入れたカラメルソースを組み合わせた「大人のプリン」や、季節の食材を使ったプリン、変わりダネ食材を使ったプリンなども登場する予定です。ヒミツのプリンと日替わりプリンは、テイクアウトも可能です。
夢のクリームソーダ（赤・ピンク・青・緑） 680円（税込）
そのほかにも、オリジナルのレトロなグラスに入れた王道のクリームソーダや、寒天と砂糖で作った宝石のようなお菓子「琥珀糖」を入れた紅茶やソーダなども提供しています。味のイメージに合わせて、宮本さんのお気に入りの小説の名前を付けた5種類のフレーバーティーにも注目です。
店内の黒板では、ほぼ毎日スイーツ2種類とドリンク2種類の日替わりメニューを案内しています。旬のフルーツを贅沢に使ったクリームソーダなどが登場するということです。
会話はノートとペンで！
店内では基本的に会話が禁止されており、プリンやドリンクを楽しみながら、読書を楽しんだり、スマホを見たり、作業をしたり、考え事をしたり、思い思いの時間をゆっくりと過ごすことができます。おしゃべりを我慢できれば、子どもの来店も可能です。
なお、毎月第2･4土曜と日曜はおしゃべり解禁日で、小さな子ども連れや会話を楽しみたい人も来店できます。
店内の本棚には読書好きの宮本さんがオススメする本が置かれています。さまざまなジャンルの本があり、手に取って自由に読むことができます。
本棚の中には「みんなの本棚」というコーナーもあり、自分のお気に入りの本、いろんな人にオススメしたい本を置いて、読んでもらえるスペースも用意されています。
そのほか、ヒミツヤサンのオリジナルグッズや宮本さんがお気に入りのグッズ、手作りの焼き菓子などを販売しているコーナーもあります。
店主 宮本小雪さん
「誰かの大切な場所になればとお店を作りました。ワクワクできる場所です。ぜひお越しください」
店舗情報
読書喫茶ヒミツヤサン
■住所：上越市西城町2-3-1
■営業：11:00～18:00（17:30LO）
※テイクアウトは10:45～18:00（商品がなくなり次第終了）
■定休：水・木曜、ほか不定休
■インスタグラム：＠himitsuyasan
■駐車場：天ぷら若杉との共同駐車場と、店の隣りに晴れている時のみ使用できる駐車場4～5台あり
記事参照元：上越妙高タウン情報
