新天地に根付き頑張る おりづる直江津店 上越市五智で移転、開業 日替わり定食提供

上越市西本町2の日替わりランチの店「おりづる直江津店」が本年度から、五智の新店へ移転し、装い新たに来客を迎えている。
同店は、障害のある人へ就労や訓練の機会を提供するNPO法人「おりづる」が運営。旧店は20年以上にわたり西本町2で営業し、地域の食卓として親しまれてきた。
移転は常連客や特別支援学校から受け入れている実習生の増加、店舗施設の老朽化によるもの。新店はこれまで以上に飲食スペースを広く配置。テーブル席を多く、新たにテラス席を設けるなど、バリアフリーかつ落ち着いて食事ができる環境を用意した。

メニューはこれまで同様、飲み物とシフォンケーキが付いた定食を日替わりで提供。法人利用者らが食材の切り分けや配膳などに関わり、みんなで協力して店を盛り上げている。月~金曜営業、時間は午前11時30分~午後2時。
管理者の松榮美枝さん(45)によると、1日の開店から地域の人が足を運び、食事を楽しんだという。「これまでも地域の皆さんの温かい見守りがあった。これからも新しい地域に根付き、応援してもらえる『おりづる』であるようスタッフ一同頑張りたい」と意気込んだ。
問い合わせは同店(電025・544・0626)へ。
記事参照元:上越タイムス電子版