SNS型ロマンス詐欺を未然に防いだ上越市三田新田のコンビニエンスストアに感謝状
SNSで知り合ったうえで、うそをついて恋愛感情を抱かせ金銭などをだまし取るSNS型ロマンス詐欺を未然に防いだとして、上越市三田新田にあるコンビニエンスストアに感謝状が送れられました。
感謝状が贈られたのは、セブンイレブン上越三田店の飯田馨さんと小池茜さんです。
上越警察署によりますと9月25日、70代男性が来店し10万円分の電子マネーカードを購入しようとしました。対応にあたった店員は高額だったため、販売できないと伝えると男性はあきらめて店を出ました。
その2日後の9月27日、男性は再び来店し、今度は1万円の電子マネーカードを購入しようとしました。小池さんは男性の様子をうかがい購入理由を尋ねたところ「海外にいる友人に1万円を送りたい」と話したことから、詐欺ではないかと疑い説得しました。その後、男性は警察署へ行き詐欺だと気付きました。
セブン‐イレブン上越三田店 小池茜さん
「(男性)冷静で焦っている様子もなく普通に買い物に来たという感じだった。(声をかけること)勇気がいる行動だが、詐欺だとしたら絶対に防ぐという思い。止めて良かった」
その後の警察の調べで、男性は令和3年ごろから海外に住むとみられる女性を名乗る相手とフェイスブックで知り合いメッセージでやり取りを重ねていたことが分かりました。女性から日本に戻るお金が欲しいと電子マネーカードを購入するよう求められていました。
セブン-イレブン上越三田店 飯田馨さん
「高額の電子マネーカードを買われる方、高齢者の方などに声をかけている。情報共有は大事。従業員とも共有するようにしている。継続してお客様に寄り添って声がけしていきたい」
上越警察署によりますと今年1月から9月末まで上越警察署管内で発生したSNS型の詐欺被害は4件で被害額は6310万円です。去年1年間と比べて1件多く、被害額は5400万円ほど増えています。
上越警察署 内山嗣久署長
「SNSを通じて知らない人からお金や投資の話が出たら詐欺を疑って警察に相談し未然に防いでほしい」
記事参照元:上越タウンジャーナル