直江津小児童×無印良品直江津 「シャークカレー」共同開発 2月から県内外で販売
上越市立直江津小(林克巳校長)の5年生26人と無印良品直江津(同市西本町3)が共同開発したレトルトカレー「直江津小学校の児童が考えたシャークカレー」が2月20日から、本県や東京都などで販売される。
同カレーは上越を代表する食文化であるサメと、山本味噌醸造場(同市中央1)のみそを使用。大ぶりに切ったヨシキリザメの身とジャガイモが具として入り、みそがこくを醸している。
無印良品の看板商品であるレトルトカレーの多くを開発、製造しているにしき食品(宮城県岩沼市)と同校5年生、無印良品直江津の3者が共同で1学期から開発。令和2年に上越市と良品計画が締結した地域活性化包括連携協定に基づいて取り組んだ。
地域の食文化を生かした「直江津カレー」を作ることがプロジェクトの目標。児童がさまざまな食文化を学習する中で、サメ食文化と発酵食品に注目し、試作を重ねて「シャークカレー」を作り上げた。カレーそのものだけでなく、パッケージのイラストやロゴ、価格設定なども児童が決め、商品開発全般に携わった。今後は商品をPRするCM制作に取り組む。
15日には児童らが上越市役所を訪問し、中川幹太市長、早川義裕教育長らが完成したカレーを試食した。中川市長が「うまい」と太鼓判を押すと、児童から大きな歓声が上がった。同校児童の鷹股莉々さんは「直江津といえば、というカレーができた。発売が楽しみ。分かりやすいCMを作ってPRしたい」と話した。
「直江津小学校の児童が考えたシャークカレー」は180グラム入りで税込み550円。新潟県、長野県、東京都の無印良品12店舗のほか、上越地域の郵便局94局(長野県諏訪郵便局を含む)、銀座・新潟情報館THE NIIGATA(東京都中央区)などで販売する。
記事参照元:上越タイムス電子版