上越市の病院に“新型コロナ後遺症外来” 「需要は大きい」問合せは地域外からも【新潟】
新型コロナウイルスに感染した人が、治療が終わっても悩まされているのが後遺症です。
上越市の病院に7日、この地域では初となる“後遺症外来”が開設されました。
後遺症外来が開設されたのは、上越市の新潟労災病院です。
【高橋正和アナウンサー】
「新型コロナに感染し、後遺症に悩む人たちは、内科の診察室で診察を受けます」 治療にあたるのは内科医の入江誠治院長です。 この日は患者の診療はありませんでしたが、すでに数件の予約が入っていると言います。
【新潟労災病院 入江誠治 院長】
「最初は上越市内だけだというふうに考えていたけど、下越の方からも問い合わせがあって、需要は大きいんだなと感じている」
入江院長によりますと、国内・国外の調査で感染者のうち、半数近い人が味覚障害など後遺症の症状を訴えていると言います。
後遺症外来では症状に応じ、CTやMRIなどの詳しい検査をしたり、社会復帰に向けた生活指導やリハビリなどを行います。
受診を希望する人は予約が必要で、感染した時の状況や治療の情報を把握するため、できる限り新型コロナを治療した病院の紹介状を持参するよう求めています。
【新潟労災病院 入江誠治 院長】
「新型コロナ後遺症の多くは、いわゆる画像検査で異常が認められないとか血液検査をしても異常値がないことが多い。家族や職場のサポートが得られやすい環境にしていくためにも、今後丁寧に診察を続けたい」
新潟労災病院の後遺症外来は、毎週木曜日と第2・第4月曜日の午前中に診察を行っています。
記事参照元:Yahooニュース