窃盗犯ベトナム人逮捕に貢献看護大学生に感謝状

上越市や関東、東北などで窃盗をはたらいたベトナム人の逮捕に貢献したとして10日（金）、上越警察署が県立看護大学の学生に感謝状を贈りました。

感謝状が贈られたのは上越市在住で県立看護大学の2年生、宇野啓斗さんです。

警察によりますと、宇野さんは今年3月、上越市内の路上で窃盗事件の容疑者として警察に追われていたベトナム人の男に気付き、とっさに自分のリュックを相手に押し付けて動きを止めました。追いついた警察官が容疑者の身柄を押さえている間に、宇野さんが携帯電話で110番通報し、警察に応援を要請したということです。

宇野啓斗さん
「使命感があった。こんな体験をすると思っていなかった、感謝状をもらってびっくりしている。（将来は）苦しんでいる患者に寄り添える看護師になりたい」

警察によりますと、逮捕されたベトナム人は2人組で、去年の4月ごろから、新潟県のほか福島県や茨城県など7県の商業施設で窃盗を繰り返していました。犯行は51件、被害総額はおよそ1130万円にのぼっています。

上越警察署の梅田毅署長は「勇気ある行動がなかったら、今回の事件のスピード解決はなかった」と感謝してました。

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