中学校 部活動の地域移行をどう支援する? 三和区で話しあい

中学校の部活動について、上越市教育委員会は来年度から土曜・日曜・祝日などを原則休みにする方針を示しています。これは指導する教員の負担を減らすためですが、同時に少子化で部員が確保できないなど、学校単位での部活動が成り立たない状況も課題となっています。こうした中、三和区では土日の活動を地元のスポーツクラブがサポートする体制を目指して、保護者や教員などと話しあいが始まっています。

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話しあいは「三和区のスポーツを考える会」と題して、地元のNPO法人「さんわスポーツクラブ」が開き、区内の小中学校の教員や保護者などが参加しました。この日のテーマは、新年度から中学生の部活動を具体的にどうサポートするかです。

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さんわスポーツクラブ 髙橋守夫 理事長
「来年度より三和中学校の部活動が地域移行する。皆さんからいろんな意見を聞きたい」

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上越市教育委員会は国の方針に基づき、新年度から原則、土曜・日曜・祝日などの部活動を休みにする方針を示しています。狙いは、教員の負担を軽くすることにあります。三和区では、これを先取りする形で、「さんわスポーツクラブ」が三和中学校からの要望を受けて、平成29年度からバレー部や柔道部などの指導をサポートしてきました。

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この日の話しあいでは、「さんわスポーツクラブ」が来年度からサポートの対象を広げ、卓球部、ソフトテニス部、陸上部、さらにダンスなど従来の部活動にない分野で生徒を支援したいと提案しました。

参加者
「(活動目的)『指導者が勝たせないとおもしろくない』と気にしすぎるのも…。勝ち負けではない」
「子どもは親、先生、地域の人に見せる顔が違う。指導者との相性もある。色々な人と関わる利点がある」
「月~金は部活動として運動系。土日は文科系を選べば、いいとこ取りになる」

さんわスポーツクラブ 松井 和代 さん
「(地域移行の)情報発信が全然できていない。スポーツ離れもあるが、平日と休日を有効に使いたい」

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参加者からは、クラブのサポートによって「選手の層が厚くなる」、「子どもたちの人間関係や成長につながる」といった意見があった一方で、「指導者が変わると子どもが混乱するのでは?」や「活動場所によっては送迎が大変。参加できない子が出てくるのでは?」といった不安の声もありました。

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さんわスポーツクラブ 松井 和代 さん
「(学校の)顧問と外部指導者が連携する。(両者が)一緒に練習会場にいるように、来年度はやっていきたい」

上越市内の一部の中学校では、少子化のため種目によって部員が足りず休部するなど、部活動が成り立たない状況が課題となっています。「さんわスポーツクラブ」では、他の地域と連携するような全市的な総合スポーツクラブが求められているのではないかと話しています。

さんわスポーツクラブ 松井 和代 さん
「(小規模校は)部活が選べずクラブチームに入った子をたくさん知っている。13区で協力すれば解決されるだろう。学校教育課(市教委)とスポーツ推進課が舵取りを」

※ご覧の記事は、2023年01月11日 JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30

記事参照元:上越妙高タウン情報

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