市の書庫、倉庫に 旧小猿屋小校舎利活用、年度内改修へ 上越市

 上越市は旧小猿屋小(同市小猿屋)の利活用策として、市の書庫や倉庫として利用する。用途変更のための設備改修を本年度中に行い、供用を開始する。8日に開かれた有田区地域協議会で報告した。

同校は平成30年3月に有田小に統合される形で閉校。跡地の利活用を検討していた。市役所や教育プラザから近い立地を生かし、市と教育委員会の書庫、倉庫として利用する方針を令和2年度に表明。設備改修を同3年度に予定していたが、県が施設を事業利用していたため、改修工事が延期していた。県事業が5月7日に終了したことから、設備改修を本年度中に実施する。

従来の計画では体育館を除く校舎を教育委員会と公文書センターの書庫、選挙管理員会や観光振興課などの倉庫として活用する予定だったが、新たに体育館を学校物品倉庫としても活用することを決定した。グラウンドの利活用は継続して検討する。

体育館は現在、周辺8町内の指定避難所となっている。避難先の見直しを昨年度から進めており、町内会などと新たな避難先について合意済み。今後は回覧などで住民に周知し、7月1日から新たな避難先に切り替える。

旧小猿屋小の校舎

記事参照元:タイムスLite

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