上越市中郷区の60代男性が80万円の詐欺被害 金融業者やNPO名乗る男の指示で現金振り込む

妙高警察署は2024年4月12日、新潟県上越市中郷区に住む60代男性が特殊詐欺(架空料金請求詐欺)被害に遭ったと発表した。被害金額は電子マネー10万円分と現金70万円。

発表によると今月5日、男性の携帯電話に実在する金融業者名のショートメッセージがあり、記載された番号に電話をしたところ、相手の男から「サイト利用の請求が10万円ある。立て替えたので支払ってもらいたい」などと言われ、コンビニエンスストアで電子マネーカードを購入。男へカード記載番号を伝えたという。

その後、同月10日までの間に情報セキュリティ関連のNPO法人や警備会社を名乗るいずれも男から「サイト利用料金が20万円ある」「保険に加入すると今まで振り込んだ30万円が返金される」などと複数回電話があり、男性は指示されるがままに現金計70万円を指定口座に振り込み、だまし取られた。

その後に警視庁を名乗る男から「返金される30万円は犯罪収益として差し止めた」などと電話があり、これまでのやり取りを不審に感じた男性が12日、同署を訪れ相談。詐欺と気付いた。

記事参照元:上越タウンジャーナル