実物大ライオンはチョコクッキーの空き箱130個 上越市のパッケージクラフト作家高橋和真さん作品展
菓子などの空き箱のデサインを生かした造形作品を作る新潟県上越市在住のパッケージクラフト作家、高橋和真さん(51)の「パッケージクラフト展〜空箱工作進化形〜Ⅱ」が2024年12月21日から、同市下門前の上越科学館で始まった。チョコクッキーの空き箱130個を使った実物大のライオンなど約120点が並ぶ。2025年2月2日まで。
「パッケージクラフト」は高橋さんの造語で、1箱で1作品で箱はできるだけ使い切り、文字が読み取れるように作るという、従来の空き箱工作とは違うルールがある。
同館での作品展は2020年の初開催以来、4年ぶり。メインの「ショコラクッキーのライオン」の大きさは全長180cm、高さ130cmで、「実物大のライオンを作ってほしい」というリクエストに応えた。ライオンは“百獣の王”と呼ばれることから、一つ一つのパーツを動物にすることを発案。コンドルやダチョウ、カブトガニ、シロクマ、ヘビ、クジラ、カバ、ゴリラ、ネズミなど16種類35体が合体し、1頭のライオンとなっている。
1月と2月の日曜午後1時からは、このライオンを解体して35体のパーツにする解体ショーと、再び合体してライオンをよみがえらせる合体ショーがある。
ほかにも富山のますのすしの空き箱で作った魚や新潟名産のル・レクチェの空き箱によるル・レクチェの形をした家といったご当地商品シリーズや、レトルトカレーの「ガンダム」「腕時計」、地酒の空き箱のロボット、クリスマスにちなんだ作品群など、高橋さんの想像力とアイデアの世界が広がる。
高橋さんは「最近の空き箱はデザインや色も多彩。作品を見て、ぜひ作ってみてほしい」と話している。
期間中、日曜(12月29日除く)に開催するワークショップは事前申し込み制ですでに満席となった日もあり、同館では早めの申し込みを呼び掛けている。関連イベントの日時や申し込みはこちら。
▽高橋和真さんインスタグラム
記事参照元:上越タウンジャーナル