「サクランボ狩り」楽しめる上越市の矢代農園 11日から一般開放はじまる
初夏を告げる“赤い宝石”「サクランボ」。上越市大字寺町の木之内グループの矢代農園では鈴なりの実が赤く色づき、食べ頃を迎えている。2022月6月11日からは土、日曜限定で恒例のサクランボ狩りがスタートする。
1500平方mを超える敷地に約400本のサクランボの木が植えられており、毎年この時期は一般に開放。上越で唯一の「サクランボ狩り」が体験できることから、例年子供を連れた家族らが県内外から訪れている。
同園の木之内克也さん(49)によると今年のサクランボは、昨年に比べてたくさん実を付けた。薄皮で種が小さく、果肉の甘酸っぱさが特徴の人気品種「佐藤錦」が園内の約8割を占める。幅広い年代から好まれる品種で、太陽に当たることでさらに実の赤さも増し、糖度も高くなるという。ほか、大粒で果肉が厚く、甘い味わいの「サミット」なども味わえる。
一昨年の雪害で園内に植えられた約1/3の木が折れたり裂けたりする被害を受け、サクランボの生育も心配されたが、懸命な復旧作業などから「だいぶ持ち直した」と木之内さん。「サクランボは手を掛けただけ応えてくれる。今年も開園にこぎつけることができ安心している。サクランボ狩りを楽しんでもらえれば」と話している。
開園日は6月11、12、18、19、25、26の6日間。サクランボがなくなり次第営業を終了する。入園料は4歳以上1人500円。もぎ取ったサクランボは100g500円で販売する。園内は飲食禁止。コロナ禍ということもあり、一度に入園できる人数を制限して実施し、マスクを必ず着用する。
場所は国道18号、上箱井交差点近く。ビニールハウスと「さくらんぼ農園」の看板が目印。問い合わせは矢代農園025−524−2173、090−3343−1934。
記事参照元:上越タウンジャーナル