上越市が職員にアンケート やる気は現在の「組織風土」が壁に

上越市は中川幹太市長が進める人事改革にあわせ、すべての職員を対象にアンケートを行いました。それによりますと、職員がやる気をもって意見を交わし仕事にチャレンジするためには、現在の「組織風土」が壁になっているという答えが7割を超えました。

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このアンケートは市のすべての職員1522人を対象に、今年5月から6月にかけて行なわれ、回答率は45%でした。アンケートの狙い、中川市長が公約の柱にかかげた人事改革プロジェクトを進めるにあたり、職員がやる気をもって仕事にのぞみ、地域と共に行動するためには何が必要で、何が支障になっているかを明らかにすることです。

そのなかで「職員が活発に議論したり、失敗を恐れずチャレンジするため必要なこと、支障となっていることは何か」という質問では「組織風土」を挙げた人が最も多く、全体の72%に達しました。さらに、その背景などを職員152人にヒアリングしたところ「失敗の追求は多いが、次にどうすればいいかの議論が少ない」、「管理職に前例踏襲を進める風潮がある」という声がありました。

また「職員が地域とともに考え、行動するために必要なこと」という質問では、67%が地域とのつながりと答えました。ヒアリングでは「机上の仕事が膨大で住民の声を聞く余裕が無い」、「職員が地域活動やイベントに参加できたらよい」という声がありました。

市ではアンケート結果を基に、来年4月に組織の改編を実施する考えです。具体的には職員が採用から10年程度は様々な業務を経験できるような人事異動を行い、そのあと希望や適性に応じて、特定の分野で長期間継続配置することを検討するとしています。

記事参照元:上越妙高タウン情報

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