市民の意見生かして 上越市で説明会 県の説明に疑問も 原子力発電所「三つの検証」

 県が東京電力福島第1原子力発電所事故の原因や柏崎刈羽原発の事故を想定した課題をまとめている「三つの検証」について、県民向けの説明会が12日、上越市教育プラザで開かれた。上越市民を中心に約20人が出席、県の説明に対し意見を述べた。

上越市民を中心に20人が出席、「三つの検証」や原発再稼働そのものに対して意見を述べた

 会では、福島第1原発事故に関する「避難生活への影響」「事故の原因」「事故を踏まえた原子力災害時の安全な避難方法の検証」について、報告書を基に県が作成した資料を配布して説明した。
出席者からは「避難方法の検証は、結論が記されていないがこれで良いのか」と委員会の議論に疑問を呈する意見、「市民の意見を取り入れてもらえるよう、検証総括委員会に(意見を提出すると)約束してほしい」と県民の意見を取り入れるよう求める意見が出た。「検証を聞く限り、これは廃炉しかない」という持論を語る人もいた。
県の担当者は「頂いた意見は、何らかの形で参考にしたい」と答えた。
県は上、中、下越と柏崎の4会場で順次説明会を開いている。次回は23日、新潟ユニゾンプラザ(新潟市中央区)で開く予定。

記事参照元:タイムスLite

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