〈動画あり〉鉄道施設ツアーで巡る 観光庁の事業 県内外の親子モニターに 上越リアル鉄道博物館プロジェクト

上越市の民間企業でつくる「上越リアル鉄道博物館プロジェクト」による市内各地の鉄道資源を巡るモニターツアーが13日、行われた。県内外から親子24人が参加。駅や鉄道施設などを見学し、歴史や設備に関するクイズなどで楽しんだ。

初のモニターツアーには県内外から親子連れが参加。二本木駅では、鉄道を歩くなど施設見学やクイズを楽しんだ

 市内にある鉄道遺産、鉄道資産を一つのフィールドミュージアムとして、年間を通じて楽しむための観光資源開発を目的に6月に観光庁に公募し、9月にプロジェクトを設立。本年度の観光庁「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」採択案件で、初のモニターツアーとなった。
最初に訪れた中郷区の二本木駅では、えちごトキめき鉄道の案内で設備を見学。同駅の特徴であるスイッチバックをはじめ、線路凍結を防ぐ設備、築100年以上のランプ小屋などを巡った他、リゾート列車「雪月花」も撮影。ツアー中は、数々のクイズ大会で優勝した「クイズ王」で、自らも鉄道愛好家の北川宣浩さんが考えた鉄道や施設に関するクイズが出題され、子どもたちは頭をひねっていた。

同日は鉄道施設に関するクイズが各地で出題。子どもたちは真剣に答えを考えていた

 父親と参加した川井颯人君(大潟町小4年)は「二本木駅に来たことはあったけれど、線路を歩いて見学したのは初めて。地元にこういう駅があることがうれしい」と話した。
同プロジェクト事務局の野添幸太さん(北信越地域資源研究所)は「想像以上に反応が良い」と手応えを語り、「ツアー型、イベント型とさまざまな企画を考えている。地元の鉄道を生かし、子どもたち参加型のコンテンツを増やしていきたい」と先を見据えた。
▼二本木駅でのツアーの様子

記事参照元:タイムスLite

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