弓道高田女子、全国へ 県大会で悲願の初優勝 12月に全国高校選抜大会
弓道の全国大会に高田高女子が創部9年目にして初出場する。今月上旬の県大会女子団体で見事に初優勝。12月23~25日、東京武道館で行われる全国高校選抜大会に出場を決めた。
県大会女子団体(3人制)には23校が出場。高田は予選を通過し、上位4校による決勝リーグに進出。リーグ戦は2勝1敗の成績で村上、新発田と並び、三つどもえの射詰競射で新発田(3位)、村上(2位)が順に脱落し、高田が勝ち残った。
メンバーは大前・桒原史菜(2年)、中・早津友郁(1年)、落・大嶋未來(2年)、補欠・岩城こころ(2年)の4選手。「すごく驚いたと同時に素直にうれしい」(桒原)、「実感が湧かないけどものすごくうれしい。先輩方の指導、励ましに助けられ、感謝したい」(早津)、「個人で悔しい思いをしたので、団体で勝てて、男女このメンバーで大会に出られて良かった」(大嶋)、「全国大会は考えたことがなかったので、その舞台に立つのはすごいと思う」(岩城)と、それぞれ喜びと驚きの素直な思いを表す。
以前に同好会から部となり、普段は平日の放課後や週末に学校近くの高田城址公園弓道場で練習している。現在部員は男女合わせて1、2年生20人。中学までの経験者は2人だけで、ほとんどが高校から先輩や親の姿に憧れて競技を始めた。
これまでの大会では練習の成果を出せない試合が続いたとし、安藤紗浬部長(2年)は「今まで悔しい思いをしてきたので、今回、練習の成果を発揮できてうれしく思う」と同僚の活躍を祝福する。顧問の白石一雄教諭も「一生懸命で、時間さえあれば弓を引いている。ようやく結果を残すことができ、先輩方の悲願もかなった」と生徒たちをたたえている。
男子団体(22校出場)でも高田は県大会4位に入った。男子は大前・川住音弥(2年)、中・梅澤佑大(同)、落・森田敦貴(同)、補欠・片田陽心(同)の4選手。
北信越高校新人大会(17・18日、謙信公武道館)には男女両チームが団体と個人に出場し、強豪相手に入賞には届かなかった。
記事参照元:タイムスLite