地域も喜ぶ子どもの居場所 清里いばしょベースCha―ya 清里区武士に25日オープン

子どもや保護者、地域の人ら約80人が集まった

清里区武士にある、2階建ての一軒家を改装した子ども向けの居場所「清里いばしょベースCha―ya(ちゃや)」が25日、オープンする。学習や遊びの場として居場所を提供する予定。4月から6月まで毎月第1土曜は「こども食堂」を開くことにしている。参加費は未定。

運営するのは地域おこし協力隊員で、同所の高木桂さん(41)。「ちゃや」という屋号だった一軒家を買い取り、改装。学習サポートや夜間の利用を有料にすることで自立した運営で、民営のサードプレイス(自宅、学校以外の居場所)を目指す。建物は農家民泊としても活用するほか、2階はコワーキングスペース・サテライトオフィスとして利用者を募る。カルチャースクールなどでの活用も見込む。

2日はお披露目を兼ねて地元の保育園児や小学生らを集め、こども食堂を開いた。高木さんの知人らがボランティアで運営に協力。コメや調味料は地元の農業会社などから寄付されたものを使用した。

保護者や地域の人も合わせると約80人が集まり大盛況。おにぎりと豚汁、漬物などを食べ、会話も弾んだ。瓶子ひよりちゃん(4)は「楽しいし、ご飯もおいしい。また来たい」と喜んだ。小学2年の金井いぶきさんは「赤ちゃんとおもちゃで遊んだ。また来たい」と話していた。

地域住民も部屋いっぱいの子どもたちの姿を喜んだ。「ちゃや」近くに住む男性は「かつては集落にたくさんの子どもがいた。にぎやかな様子を見ることができてうれしい」と話していた。

記事参照元:上越タイムス電子版