初夏の風を感じながら草花と庭巡る 上越市内31軒でオープンガーデン
新潟県上越市内のガーデニング愛好家らが自宅などの庭を一般公開する恒例イベント「上越オープンガーデンと花めぐり」が始まった。2024年5月31日まで。爽やかな初夏の風を感じながら個人宅をはじめ、寺院、店舗、学校などで丹精込めて育てられた草花、自慢の庭を自由に鑑賞することができる。
主催は花のまち高田プロジェクト、オープンガーデン愛好会。市内のガーデニング愛好家の有志が集まり春、秋の年2回開催しており、17年目を迎えた。高田駅周辺、直江津、大潟区など、各エリアの31軒で開かれていて、今回から新たに三和区を含む3軒が加わった。
同市本町5の自宅庭を公開する同会会長の内山千代子さん宅では210種以上の草花を鑑賞できる。内山さん宅は多彩な草花がそろうことからファンも多く、初日午前からはさっそくマップを片手に訪れる人達の姿も見られた。間もなく見頃を迎えるのは上品な香りを楽しめるハゴロモジャスミン、色とりどりのユリ、可憐なムラサキセンダイハギなど。内山さんは「若い人たちも会員に加わってくれた。庭を通して交流も楽しめる。いろいろな庭を巡り、(会員らと)花談議を楽しんで」と話した。
寺町通りにある旧上越高校跡地の広場「てらぼうガーデン」では緑が一帯に広がり、花も色づいてきている。会員の丸田好子さんが中心となって管理しているほか、種や苗は会員らが持ち寄るなどしている。これからはガウラ、ハクチョウソウなどが見頃を迎えるという。
鑑賞していた同市仲町の女性は「花を通して(人と)交流が広がり、自然に癒やされる。花を見て歩くのは幸せ。毎回オープンガーデンの開催が楽しみなんですよ」とほほ笑んだ。公開している庭ではのぼり旗が掲出されている。
5月25、26日は本町花フェスタ
関連イベント「本町花フェスタ」が5月25、26の両日、高田本町商店街で開かれる。午前10時30分〜午後3時。同愛好会らによる作品展示、花の販売、キーホルダーやポーセラーツ、多肉植物アレンジメントなどのワークショップが開かれる。高田まちかど交流館駐車場ではキッチンカーが集合。ピザやタコス、まぜそばなどが販売される予定。
オープンガーデン愛好会では会員を随時募集している。問い合わせは内山さん080−4334‐4582。オープンガーデン、本町花フェスタの問い合わせは本町4丁目商店街振興組合025‐523‐2517。
記事参照元:上越タウンジャーナル