世界のベジタブルレストラン 「グリーンガイド」に掲載 地元産米、野菜生かす 糸魚川市東海「ミュリール」
世界51カ国のベジタブルレストランを紹介しているオンラインガイド「We’re Smart Green Guide」に、糸魚川市東海の清耕園ファーム(横井清一郎代表取締役)の農園レストラン「murir(ミュリール)」が掲載された。
日本から選出されたレストランは66軒で同店を含め、うち3店が本県から選ばれた。
同ガイドでは季節の素材を生かし、野菜や果物を料理のベースとした創造的で持続可能な料理を提供するレストランなどを毎年、世界中から選出し、1~5のラディッシュ(二十日大根)のマークで評価している。
同店は3ラディッシュを獲得。昨年10月にオープンし、早川産の自社ブランド米のコシヒカリ「ひすいの雫」を使ったコメを中心にしたフレンチベースの創作料理を提供してきた。ガイドでは田んぼの真ん中に位置し、四季折々の焼山と日本海を見渡せる絶好のロケーションと野菜を中心にした料理が評された。
「突然、英語の(電子)メールが届き、驚いた」と話したのは同レストランシェフの渡辺光実さん(33)。「農業にフォーカスしてやってきたことが評価され、うれしい。自分が目指すレストランとともに(ガイドに)名を連ねられたことは自信につながる」と掲載を喜んだ。
「海のものも山のものも手に入る糸魚川。料理の幅をもっと広げ、素材を生かした、ここでしかできない料理を提供していきたい」と熱を込めた。
記事参照元:上越タイムス電子版