マゼランペンギンの羽をキーホルダーに 上越市のうみがたりが地元企業らと制作

新潟県上越市立水族博物館うみがたりは、日本一の飼育数を誇るマゼランペンギンの羽を使ったアクリルキーホルダーを販売している。「日本で一番多くマゼランペンギンがくらすまち」として同市に愛着を持ってもらおうと、生え変わりで抜けた羽を活用し、地元企業らと制作した。

マゼランペンギンの羽を使ったキーホルダー

同館では、国内の水族館で最も多い約120羽のマゼランペンギンを飼育している。2024年12月に発売したキーホルダーは高さ約5cm、幅約3cmで、マゼランペンギンをかたどった木枠のお腹の部分に、羽が1枚入っている。年に1回、冬に向けて新しい羽に生え変わる「換羽(かんう)」の時期に抜けた羽を集め、水を弾くための油分や汚れを洗い流して加工した。

約120羽が暮らすうみがたりのマゼランペンギンミュージアム

羽の洗浄、加工は障害者の自立支援を行う「上越ワーキングネットワーク」(同市木田新田1)に、デザイン、制作は同館のイベントグッズや展示パネルなどを手掛ける「エム・エー・シー」(同市上中田)に依頼し、地元で仕上げた。

木材は焼き付けで目や足などに色を入れ、アクリルのお腹部分にはマゼラペンギン特有のラインや斑点模様をあしらった。同館によると、羽はお腹周りの白と背中や手などの黒の2色があり、それぞれ形やサイズも異なるため「間近で観察して、よりペンギンへの関心を深めてほしい。身近に付けて上越市やうみがたりのアピールもしてもらえれば」と話している。

引き渡しはランダムでどの色の羽になるかはお楽しみ

同館ホームページで入館券とセットで販売し、大人2570円、高校生1870円、小中学生1670円、幼児(4歳以上)1270円、シニア(65歳以上)2270円。来館時にQRコードで引き換える。年間パスポート所持者に限り、同館窓口で1個770円で購入できる。またふるさと納税返礼品として「さとふる」にも出品している。いずれも商品の引き渡しはランダムのため、どの色の羽になるかはお楽しみ。

問い合わせは同館025-543-2449


www.umigatari.jp

記事参照元:上越タウンジャーナル