「ニバコ」普及担う 貸し出し窓口に ダイハツ工業と連携 デジタルマネージ・ウィズエー

ダイハツの「Nibako(ニバコ)」の活用方法について説明する、デジタルマネージ・ウィズエーの横田社長

情報サービス、コンサルティングのベンチャー企業「デジタルマネージ・ウィズエー」(上越市大和5)は、ダイハツ工業(ダイハツ、本社・大阪府池田市)が事業化したオールインワン移動販売パッケージ「Nibako(ニバコ)」の県内における普及事業を担う。新潟ダイハツモータース(新潟市中央区)と連携し1台を配備。貸し出しの窓口を担う考えだ。

ニバコは、軽トラックの荷台にダイハツが製造した幅1・3メートル、奥行き1・7メートル、高さ1・2メートルの箱状の販売スペースを積載したもの。ウイング式トラックの様にサイド扉が開き目立つことが特徴。軽トラックと販売スペースを一体として貸し出すため、初期投資を抑えたい物販や新規販路の開拓に向けたテスト出店、短期間の催事出店、スモールスタートの起業などに向く。

ニバコは全国のダイハツ販売会社が展開を担うが、販売会社以外の地域事業者が関与するのは全国初。

ダイハツは昨年9月、ニバコのサービス提供を開始。首都圏や京都府では販売会社の敷地内におけるマルシェや農水産品の販売、ホームセンターによる出張DIY、移動図書室をはじめとする子どもの学習支援に役立てた実績がある。ダイハツの新規事業開発担当者は「決まった用途、というのはない。多く利用してもらい、データを集めたい」と話す。

デジタルマネージ・ウィズエーの横田孝宜社長は「地域における起業支援、さらに地域活性化に役立てられる可能性に注目した。今後は利用した人、したい人の声を反映したお試しプランも企画できれば」としている。

記事参照元:タイムスLite

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