職員の声じかに 上越市議会厚生常任委 センター病院を視察 内容共有し議論へ
上越市議会厚生常任委員会は20日、同市南高田町の上越地域医療センター病院を視察した。
同病院の運営状況を把握し、職員の声をじかに確認することが目的。委員8人が古賀昭夫院長ら関係者の説明を受け、老朽化により雨漏りやひびが入った箇所などを見て回った。
視察後、高橋浩輔委員長と平良木哲也副委員長が報道の取材に答えた。
高橋委員長は「建物自体が古い構造で、今の病院のスタンダードに合わない部分があると認識した。本格的な整備に着手できるよう(センター病院と)共に進んでいきたい。議会としては視察の内容を議員間で共有し、委員会での議論や整理を経て対応を考えたい」、平良木副委員長は「病院の皆さんが、市民や患者の命を守ること、行政への要望について一枚岩になっている印象。改築時期については議会内にいろいろな意見がある。これをどうするかが今後の課題」と述べた。
上越市は昨年12月、同病院の改築判断を、経営状況の悪化などを理由に2年後まで先送りする方針を示した。同月の市議会定例会では同病院の早期改築を求める決議案が提出され、僅差で否決されている。
記事参照元:上越タイムス電子版