上越市PR映像コンテスト 最優秀賞は上越高写真部 地域の春夏秋冬で構成 3月からCM放送
上越市内の高校生による市のPR映像コンテスト(同市主催)が2日、同市本城町の高田城址公園オーレンプラザで開かれた。過去最多の9チームが参加し、「秀明~shumei~」(上越高)の作品が最優秀作品に選ばれた。同作品は3月の1カ月間、TeNYテレビ新潟でCMとして、全作品は4月から市の公式ユーチューブチャンネルで放映される。
映像制作を通じて若い世代にふるさとへの理解、愛着を深めてもらおうと企画され、今回で4回目。各チームは市内の観光スポットや風景などを撮影し、それぞれが思う上越市の魅力を込め、25秒の映像作品に仕上げた。
今回は上越の四季を色彩豊かに表現し、ラーメンに絞って紹介するなど、これまで以上に個性豊かな作品が登場。最優秀作品に選ばれた上越高写真部6人のチーム「秀明~shumei~」の作品「枕草子」は、春の桜、夏の花火大会、冬のスキーリゾートときて、最後に秋の鼻毛の池(大島区)を紹介し、同所にある非常に小さい温泉で締めくくるという、意外性と構成力が高く評価された。
同日出席したリーダーの山田朔太郎君、サブリーダーの大滝悠太君、宮川樹騎君(いずれも2年)によると、国語の先生が鼻毛の池を紹介したことが制作のきっかけになったという。「昨年は入賞できなかったが、今回は撮りたいものを撮って入賞できて良かった。CMを見た人には上越市にはこんな場所があるのかと、珍しい場所や秘境に目を向けてほしい」と語った。
各賞は次の通り。
▽最優秀作品 「秀明~shumei~」(上越高)▽優秀作品 「画角管理委員会」(同)▽審査員特別賞 「関根学園」(関根学園高)、「GREEN PEACE」(直江津中等)
記事参照元:上越タイムス電子版