北京五輪出場 古野選手(関根学園出身)オンライン会見 「兄の分も精いっぱい」 初五輪へ決意
北京冬季オリンピック・スキークロス日本代表男子選手の全日本スキー連盟オンライン会見が1月31日に行われ、初出場する古野慧(さとし)選手(22、USEN―NEXTグループSC、上越教育大附属中―関根学園高出、慶應義塾大4年)らが遠征先のカナダから取材に応じた。古野選手は4年後のイタリアでの五輪を見据えつつ、北京でメダル獲得を目標に全力を尽くす決意を表した。
初の五輪代表に決まった心境を「小さい頃からの夢だった舞台に立てることを非常にうれしく思う」とし、両親と、一緒にスキークロス代表チームで戦ってきた兄の哲也選手(24、ライフケア神戸・妙高リージョンスポーツクラブ)に報告したという。
兄とは幼い頃からアルペンスキーやBMX(バイシクルモトクロス)を共に競技し、関根学園高からスキークロスに本格参戦するようになって以降も「負けたくない」と刺激し合ってきた。「ずっと一緒にトレーニングしてきたライバルのような存在。兄のおかげでここまで成長できた。兄の分も精いっぱい、いい結果を出せるように頑張りたい」と表情を引き締めた。
初の五輪の舞台については、「今回初めてスキークロスや僕を知ってくださる方も多くいると思うので、少しでも知ってもらえるよう、かっこいいと思ってもらえるような滑りをしたい」と決意。「一番の目標はメダル獲得に置いている。4年後もしっかりと見据えて、結果だけにとらわれ過ぎないようにしたい」と心に留める。
会見では新潟県のジュニア選手やスキー環境への思い、旧知の仲というBMXの中井飛馬選手(21、上越市出身)との関係、母校・関根学園や地元クラブの指導者への感謝なども表した。
スキークロスの競技は18日に行われる。
(会見の詳細は後日掲載)
記事参照元:タイムスLite