小さな酒だるの中身は? 上越の新たな日本酒グッズが登場

新潟県上越市土橋の卸売業「大和飲料」はこのほど、地元酒蔵の日本酒の酒だるや一升瓶を模した、ユニークなトイレットペーパーを開発した。上越、妙高両市の酒販店で取り扱いが拡大しており、「かわいい」「面白い」と評判になっている。

酒だるタイプ(右)と、トイレットペーパー2個とハンカチが入った一升瓶タイプ(左)
20220127酒たるトイレットペーパー2

トイレットペーパーの包装紙に、同社が取り扱う上越、妙高の9銘柄の酒だるイラストをプリント。全銘柄のラベルデザインが集結したものを合わせ、計10種を製作した。一升瓶を模した商品は、架空の銘柄「雪隠(ゆきがくれ)の友」と書かれた包装紙の中に、トイレットペーパー2個と11銘柄のラベルがプリントされたオリジナルハンカチが入っている。

商品を企画したのは、同社の田中一裕専務。2年ほど前、自宅でクリスマスのイラストが包み紙に描かれたトイレットペーパーを見て、形が酒だるに似ていることから着想を得たという。「コロナ禍で打撃を受けている小売店を盛り上げるためにも、酒屋から面白さを提案できる商品を作りたい」(田中専務)と、県の新事業チャレンジ補助金を活用して製作した。

酒だるのイラストはリアルさにこだわり、5か月ほど試行錯誤を重ねた。1月下旬に発売後、約5日間で25店舗ほどから1000個以上の注文があった。各店では、買い物客に無料で配ったり、個々に販売したりと、店によって取り扱いはさまざまだという。小売価格は酒だるデザインが1個税別88円、一升瓶デザインが880円。

酒だるの包装紙にはリアルな縄や稲穂、松などのイラストを入れ、銘柄やロゴの配置もこだわった
20220127酒たるトイレットペーパー3

田中専務は贈り物としての活用も期待しており、「あげる方ももらう方も笑ってもらえたら。(一升瓶タイプの銘柄の)“雪隠れ”の意味は、ぜひ調べてみてほしい」と話している。

問い合わせは同社025-525-2111

記事参照元:上越タウンジャーナル

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