上越市議の牧田正樹氏が来春の県議選出馬表明 小山芳元県議引退し後継指名

上越市議会議員の牧田正樹氏(57)が2022年7月16日、上越市内で記者会見し、来春に行われる新潟県議選上越市選挙区(定数5)への立候補を表明した。同選挙区選出で社会党県連代表の小山芳元県議(74)が同席して7期目の今期限りでの引退を発表し、牧田氏を後継指名した。次期県議選の同選挙区で新人の出馬表明は初めて。

出馬表明する牧田氏(左)と引退を発表し後継指名した小山氏

牧田氏は1965年旧松代町(現十日町市)生まれで、県立松代高校卒業。上越市大和1在住。県職員を経て、2016年の上越市議選に本城文夫市議の後継として初出馬しトップ当選。現在2期目。

記者会見前には支持者約100人(主催者発表)を集めた選対本部の集会が開かれ、小山県議が「まだまだ余力は十分にあるが、この余力を後継者当選のために使いたい。時代が変遷する中で新しい風が必要との思いで、牧田さんにバトンタッチする」とあいさつした。

また選対顧問を務める立憲民主党の梅谷守衆議院議員は「選挙の恩は選挙で返すのが大原則。汗をかかせていただく」と述べ、支持を訴えた。

牧田氏は「小山県議がこれまで7期務めてきた大事な議席を途絶えさせていいのかと考え、立候補を決意した。上越地域や働く者、社会的弱者の声を県政に届けていきたい」と決意を述べた。

政策として、農業とものづくりを生かした雇用と経済の再生、ジェンダー平等や教育、子育てナンバー1の県を目指すなどの7項目を挙げ、「特に柿崎病院、妙高病院を県立病院として守り、柏崎刈羽原発の再稼働反対、委員会中継もない県議会を改革する」と述べた。「県議だから(担当が)違うということではなく、皆さんの声を聞き続けていきたい。これから全力で走っていく」と話した。市議の辞職時期については「まだ結論が出ていない」と語った。

牧田氏は新社会党の県本部副委員長を務めており、県議選には無所属で出馬する。

上越市選挙区の現職は、引退表明した小山氏のほか、楡井辰雄氏、斎京四郎氏、桜庭節子氏、(いずれも自民党)、秋山三枝子氏(無所属)。

記事参照元:上越タウンジャーナル

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