トキ鉄 リゾート列車「雪月花」 来月から料理一新!
えちごトキめき鉄道のリゾート列車「雪月花」は、車内で提供する料理を10月1日から全面リニューアルします。全部で4つのコースがあり、地元の料亭や結婚式場などが腕によりをかけた和食やフレンチ、そこにデザートとして、ローマ法王に提供されたティラミスが付きます。雪月花が運行されて6年目、料理がリニューアルされるのは、これが初めてとなります。
これがリニューアルされたコース料理のひとつ「百年料亭、熱々釜めし」です。作るのは、上越市仲町にある「百年料亭 宇喜世」です。メニューは宇喜世名物のウナギを使った釜めし、タイのかぶと蒸しなどです。
百年料亭 宇喜世 加藤公一 支配人
「(直江津駅の)調理場を使って到着時刻に合わせて、熱々の釜めしをいい状態で提供できる。雪月花でわれわれの料理を提供できて誇りに思う」
新しい料理はこれまでの2コースから4コースとなります。全面リニューアルは、2016年からの運行以来初めてです。
内容は宇喜世のほか、上越市藤野新田「シェ・トヤ」のフレンチ、上越市西城町「デュオ・セレッソ」の和・洋・中、糸魚川市の「割烹汐路」の和食となっています。コースは、乗車する時間帯や日によって変わります。
さらに、もうひとつ新しい味として、すべてのコースのデザートに「法王のティラミス」が提供されます。これはローマ法王が日本を訪れた際に提供されたものを、雪月花バージョンにアレンジしたということです。
コース全体のコンセプトは、これまでと変わらず「オール・メイド・イン新潟」です。
プロデューサー 岩佐十良さん
「味付け、素材、郷土感をどう出すか、いろんな形で話し合った」
アドバイザー 石井宏子さん
「おいしいことはもちろん、見ても楽しく写真を撮りたくなるような料理を目指した」
雪月花は、コロナ禍でインバウンド客などが振るわなかった中、えちごトキめき鉄道では、今回のリニューアルに期待を寄せています。
えちごトキめき鉄道 鳥塚亮 社長
「(雪月花)ひとつの世界が完結している。全部新潟が入っている。(上越)来てみたら絶対にいい。新潟県の看板として貢献できたら」
リニューアルは10月1日からです。料金はこれまでより5000円高い2万4800円です。また、新しいプランとして、上越地域の特産品の土産が届く「特別地域貢献プラン」もあります。
なお、今回のリニューアルでは料理のほか、乗務員の制服と雪月花の案内冊子なども新しくなります。
■予約受付
雪月花 公式ホームページ または ℡025-543-8988
記事参照元:上越妙高タウン情報