名立の温浴施設「ろばた館」、浴室と食堂を2024年度末で廃止 新潟上越市が方針
新潟県上越市は7日、名立区の温浴施設「ろばた館」の浴室と食堂を2024年度末で廃止する方針を明らかにした。集会施設としての機能は維持する。
7日の市議会農政建設委員会で説明した。ろばた館は旧名立町が1995年に開設。利用者は96年度の4万4955人をピークに減少し、2021年度は9710人だった。
老朽化した機器の維持管理費が増大するため、市は20年、地元に浴室の廃止方針を提示。名立区地域協議会は住民アンケートを行い、浴室を含めた施設存続を求める要望書を22年に提出していた。
市農村振興課の佐藤朋美課長は7日の農政建設委で「今後の利活用について、地域協と話を進めている」と述べた。地域協の原田秀樹会長は取材に「市の方針を受け、ろばた館をどう支えられるか住民で議論したい」と話した。
記事参照元:新潟日報デジタルプラス