上越市のくびき野レールパークの機関庫と旧頸城鉄道本社が国登録有形文化財に

国の文化審議会(佐藤信会長)は2023年3月17日、新潟県上越市頸城区百間町の「くびき野レールパーク」内にある旧頸城鉄道機関庫(車両展示資料館)と旧頸城鉄道旧本社(軽便鉄道資料館)を、国の有形文化財に登録するよう答申した。今後、正式に登録される。

旧頸城鉄道機関庫(くびき野レールパーク車両展示資料館)

旧頸城鉄道は、1914(大正3)年に新黒井―下保倉間で開業した軽便鉄道で、その後浦川原まで延伸したが、1971年5月に廃止された。2008年には、中心駅だった百間町駅や機関区の跡地に、実際に運行していた蒸気機関車コッペル2号機やディーゼル機関車「DC92」、気動車「ホジ3」を動態・静態保存、展示するくびき野レールパークがオープンした。

旧頸城鉄道旧本社(軽便鉄道資料館)

車両展示資料館となっている機関庫は1914年(大正3年)に建築された全長約40mの切妻造桟瓦ぶきの建物で、 高窓を設けて採光している。旧頸城鉄道旧本社は1942年(昭和17年)に建てられた切妻造桟瓦ぶきの2階建ての洋風建築で、現在は軽便鉄道資料館として利用されている。

正式に登録後、市内の国有形文化財は44件となる。

記事参照元:上越タウンジャーナル

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