「公約実現し職責果たす」 私立高めぐる失言 中川市長が市議会で陳謝
新潟県上越市の中川幹太市長は2023年9月20日、市議会本会議で、市内私立高校2校に関する失言について「弁解のしようもなく心から反省している」と陳謝した上で、「公約実現へまい進し職責果たす」と述べた。開会中の市議会9月定例会一般質問では4人の議員が中川市長の失言について通告しており、この日は武藤正信議員、近藤彰治議員が質問した。
中川市長は「両校の生徒を第一に考えてほしいという意向を尊重し対応してきた」として謝罪の内容は明らかにせず、「私の謝罪をもって一区切りされたと受け止めている」と説明した。
私立高校の件以外にも失言を繰り返していることを指摘されると「深く反省している。様々な方々が嫌な思いをされたことは重々承知している。強い戒めとして、今後も公約を実現するため誠心誠意職務に精励し、職責を果たすことで皆様の信頼を得ていく」と繰り返した。
7月5日、中川市長は市内のホテルで開かれた新潟経済同友会との懇談会で、市内の私立高校2校について「レベルが下にある」などと発言。その後2校を訪問し、謝罪文を提出しているが、謝罪の内容などは、生徒や保護者にも明らかにされていない。
記事参照元:上越タウンジャーナル