上越市三田新田の戸野目川またぐ270mが開通 都市計画道路「黒井藤野新田線」
新潟県上越市の黒井から三田新田までを結ぶ都市計画道路「黒井藤野新田線」のうち、市が整備を進めてきた三田新田の戸野目川をまたぐ270m区間が2023年10月2日、開通した。同日、開通前の道路で竣工式が開かれ、関係者や地元住民ら約80人が出席した。
黒井藤野新田線は、黒井の直江津港から国道8号、253号を横断し、上新バイパス三田ICへとつながる全長約5.3kmの道路で、県と市が区間を分けて整備を進めている。今回開通したのは、市が整備し2019年に供用開始した三田ICからの250mに続く、市道小猿屋安江線まで。戸野目川に架かる全長41mの三田新田橋を含む暫定2車線で、道路の幅員は歩道を入れて14mだ。
竣工式は「都市計画道路黒井藤野新田線建設促進期成同盟会」の主催で行われ、市職員や市議会議員、地元の町内会や小学生らが出席した。同会の秋山正一会長は「早期全線開通を願い、地道に活動してきて今日を迎えられた」と感謝。中川幹太上越市長は「市としては地域内の安全性や利便性の向上を図るため、残る区間の整備を着実に進め、全線開通の早期実現に向けて引き続き県と連携、協力を図っていく」とあいさつした。
式後、三田新田橋のたもとでテープカットが行われ、「渡り初め式」では出席者が真新しい橋を歩き、橋からの眺めを楽しんだ。
市が整備する残り1090mについて、市道路課によると用地は確保済みだが具体的な着工日は未定といい、「県と調整し、できれば同時開通したい」と話した。秋山会長は今後について「(早期開通に向け)鋭意要望していく」と話していた。
三田新田橋の場所
記事参照元:上越タウンジャーナル