妙高市の30代男性が288万円詐欺被害 動画サイトの未納料金などの名目で
妙高警察署は2023年10月25日、新潟県妙高市の30代男性が特殊詐欺(架空料金請求詐欺)被害に遭い、現金約288万円をだまし取られたと発表した。
同署によると10月8日、男性の携帯電話に、実在する電話会社をかたった利用料金に関するメールがあり、記載されていた「050」から始まる電話番号に電話したところ、「動画サイトに未納料金10万円がある。振り込んだお金は保証されるので返金される見込みです」などと言われて現金を振り込んだ。
その後10月22日までの間に、個人データ保護やインターネットセキュリティ対策を行うNPO法人、警視庁などを名乗る者から電話があり、「あなたの電話がランサムウェアの発信元に使われ90人以上が被害に遭っている。サイバー保険に入らないと大変なことになる。自殺未遂をした人がいて慰謝料がかかる」などと言われ、男性は相手に指示されるがまま、約10回にわたり合計約288万円を銀行ATMなどで振り込み、だまし取られた。
男性が振り込み時に利用した金融機関の職員が詐欺を疑い、男性の了解を得て同署に相談し、被害が発覚した。
同署は「電話やメールでお金を請求するのは、まず詐欺を疑ってほしい。金融機関や警視庁が電話やメールでお金を請求することはない。怪しいところがあれば家族や警察に遠慮なく相談してほしい」と注意を呼び掛けている。
記事参照元:上越タウンジャーナル