少しの思いやり→人と人はつながります! 小中学生の「たすけあい作文コンクール」、新潟上越市の石野愛華さんら最高賞
小中学生が福祉について日常で感じたことや体験したことを書いた「第71回たすけあい作文コンクール」の表彰式が11月18日、新潟市中央区の新潟ユニゾンプラザで行われた。最高賞の県知事賞に選ばれた新潟県上越市の黒田小6年石野愛華(まなか)さん(11)ら6人の入賞者に賞状や記念品が贈られた。
新潟県共同募金会が主催。県内22校の小中学校から計62点の応募があった。
石野さんは「見守るということ」と題し、買い物に出かけた際に足の不自由な男性が荷物を重たそうに運んでいるのを見て、手助けを申し出た時のエピソードを書いた。これに対し、男性は「こんな歩き方でも歩けるから見ていてね」と返答。声をかけてくれただけでうれしいという男性の言葉を聞いて「見守ることも助けることの一つだと感じた」と記した。
表彰式では、新潟県共同募金会の佐藤明会長(新潟日報社社長)が「皆さんの作文が、助け合いで社会が成り立っているということを教えてくれた」とあいさつした。受賞者を代表し、石野さんは「少しの思いやりで人と人はつながることができる。自分にできることを考えながら行動したい」と話した。
新潟県知事賞以外の入賞者は次の通り(敬称略)。
▽新潟県教育長賞 酒井麻寛(まひろ)(県立柏崎翔洋中等2年)
▽新潟日報社長賞 渡辺みのり(上越・安塚中3年)
▽NHK新潟放送局長賞 渋谷蘭花(三条・栄北小6年)
▽新潟県社会福祉協議会長賞 會澤琥珀(こはく)(新潟・白山小3年)
▽新潟県共同募金会長賞 草間吏穂(りお)(糸魚川・能生中1年)
記事参照元:新潟日報デジタルプラス