新潟労災病院(上越市)、2025年度閉院で最終調整 機能の引き継ぎ先など12月4日に提示へ

閉院と周辺病院への機能再編が検討されてきた新潟労災病院(新潟県上越市東雲町1)が、2025年度中をめどに閉院する方向で最終調整に入ったことが12月3日、分かった。複数の関係者が明らかにした。医療スタッフは周辺病院などで受け入れる。12月4日に新潟県が上越市で開く医療関係者との会合で示される見込み。会合では、新潟労災病院の機能をどの病院が引き受けるかも示されるとみられる。

1958年に開院した新潟労災病院は、独立行政法人労働者健康安全機構(川崎市)が運営する。上越地域で医療の中核を担ってきたが、近年は医師不足を背景に、病床数の縮小など診療機能が低下している。

6月に開かれた上越地域医療構想調整会議では、新潟労災の機能を県立中央、県厚生連上越総合、県立柿崎、上越市立上越地域医療センター、民間の知命堂の上越市内の5病院に移し、新潟労災は将来的に閉院する方針が確認されていた。

12月4日の会議では、6月に続き新潟労災の再編計画について話し合われる。閉院時期のほか、診療科などを、受け皿となる5病院のどこに移すかといった具体的な案が提示され、新潟労災が閉院した後の上越市の医療体制が明らかになるもようだ。

新潟労災の担当者は、新潟日報社の取材に「会議が終わっていないので、話せることはない」と語った。

記事参照元:新潟日報デジタルプラス

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