給食の「せんべい汁」にカビ毒 上越市立小中学校34校で提供

新潟県上越市は2023年12月6日、市立小中学校34校の給食で11月に「せんべい汁」として提供されたせんべいの原料に、食品衛生法の基準値を超えるカビ毒が検出された小麦が使用されていたと発表した。12月5日までに健康被害は確認されていない。

せんべいは有限会社志賀煎餅(岩手県二戸市)が製造する「南部小麦かやき煎餅 割れ1kg」。嘔吐や下痢を引き起こす恐れがあるカビ毒が検出されたJA全農いわてが販売する岩手県産の「ナンブコムギ」が原料に使われていた。

いずれも合併前上越市で11月17日に中学校8校で2776食、11月20日に小学校26校で6671食が提供されていた。一人当たり8〜10g程度のせんべいが入っていたという。

せんべいの製造会社から12月1日、納入業者を通して市に自主回収の対象であるとの連絡があり、市は同日、体調不良を訴えた児童、生徒、教職員の有無を確認。12月5日までに健康被害は報告されていないという。

健康被害の可能性については製造会社で検査中で、結果が判明次第、市に報告される。

記事参照元:上越タウンジャーナル

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