自民党の政治資金パーティー裏金問題、新潟県関係国会議員は?「キックバック」受けたことありますか? 1人が「ある」、5人が明らかにせず

自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題を巡り、新潟日報社は12月15日までに新潟県関係の自民国会議員9人に対し、パーティー券の販売ノルマを超えた分の還流(キックバック)を2018年以降に受けたことがあるかを尋ね、回答をまとめた。麻生派の斎藤洋明衆院議員(旧新潟3区)のみが「ある」と回答。政治資金収支報告書に記載しているとした。3人が「ない」と回答。残る5人は受け取りの有無を明らかにしなかった=表参照=。​

斎藤氏は「パーティー券の売り上げ(に対する)評価を含めた政治活動費をもらっていることは間違いない」と明かす。還流額は不明とするが、それを含む派閥からの寄付を政治資金規正法に基づいて全て収支報告書に記載しているため裏金ではないとし「法令違反はない」と強調した。

一方、疑惑の中心となっている安倍派に所属する高鳥修一衆院議員(比例北陸信越)と細田健一衆院議員(旧新潟2区)は言葉少なだ。高鳥氏は「派閥が告発を受けているので捜査中の事案にはコメントできない」。細田氏は「さまざまな報道などに接し、改めて状況を精査している」とし、還流の有無も「精査してから答えたい」と話した。

二階派の鷲尾英一郎衆院議員(比例北陸信越)は「派閥からの活動資金がどういう計算で決まっているのか分からない」と話すが全て収支報告書に記載しているという。麻生派の塚田一郎衆院議員(比例北陸信越)も「寄付は派閥の判断なのでキックバックなのかを私から判断するのは難しい」とした。二階派の国定勇人衆院議員(比例北陸信越)は「法にのっとって適切に処理している」と述べるにとどめた。

一方、還流を受けていないと答えたのは、2月まで二階派で現在無派閥の泉田裕彦衆院議員(比例北陸信越)、茂木派の佐藤信秋参院議員(比例代表、新潟市出身)、岸田派の小林一大参院議員(新潟選挙区)の3人だった。昨年初当選した小林氏は「販売目標ちょうどで上回っていない」とした。

記事参照元:新潟日報デジタルプラス

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