電子マネー56万円分だまし取られる 上越市の60代男性
上越警察署は2024年3月8日、新潟県上越市の60代男性が電子マネー56万円分をだまし取られる特殊詐欺(架空料金請求詐欺)被害に遭い、捜査中だと発表した。
男性は今月4日、自宅のパソコンでインターネットを閲覧中、「パソコンに問題が発生しました。電話をしてください」などと画面に表示が出た。表示された番号に電話したところ、実在するソフトウェア企業を名乗るたどたどしい日本語の男から、「あなたのパソコンはハッカーによりトロイの木馬に感染しました。修復作業が必要です」などと言われ、指示通りに操作するとパソコンが犯人に遠隔操作される状態となった。
犯人から、修復作業のために「電子マネーで支払いをしてください。コンビニの店員には友達にあげると説明してください」と言われ、男性はコンビニで電子マネーを購入しコード番号を伝えたが、「番号が違う」などとさらに購入を要求され、計3回にわたって総額56万円分の電子マネーをだまし取られた。男性は翌日不審に思って同署に相談し、詐欺だと気付いた。
同署では「パソコンが使えなくなり焦る気持ちは分かるが、一度冷静になって、画面に表示された番号ではなく、パソコンを購入したお店や警察に連絡してほしい。110番通報でもいいので、警察はハードルが高いとは思わないで」と呼び掛けている。
記事参照元:上越タウンジャーナル