物理や生物、医療…1年間の研究成果発表! 新潟上越市・高田高校理数科3年生、サイエンス最優秀賞の3人は8月全国研究発表会へ

高田高理数科3年生による課題研究の成果発表会=上越市本城町

文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている新潟県上越市の高田高校で、理数科の3年生36人が約1年間取り組んだ物理や生物、医療などの課題研究の成果を高田城址(じょうし)公園オーレンプラザ(本城町)で発表した。

高田高は2013年にSSH指定されて以降、大学や研究機関などと連携した探究型の学習に取り組んでいる。理数科の3年生は個人やグループ単位でテーマを設定し、2023年4月から実験や調査をしてきた。

4月下旬に発表会があり、大学教授や医療関係者らが内容を審査。サイエンス、メディカルの2コースで最優秀賞などを選んだ。サイエンス最優秀賞には、微生物の働きで自然に返る生分解性プラスチックについて研究した生徒3人=いずれも(17)=が選ばれた。

生徒は「分解速度を上げる条件を見つけることで環境問題の解決に貢献できる」と説明。3人は8月、神戸市で開催される全国研究発表会に参加する。

メディカルの最優秀賞には、新型出生前診断と人工妊娠中絶の課題についてまとめた生徒(18)が選ばれた。

記事参照元:新潟日報デジタルプラス