中川上越市長が消防点検で団員650人前に謝罪 市民へのおわび「終わった」?

上越市消防点検が2024年6月23日、市役所春日野駐車場で開かれ、講評のため登壇した中川幹太市長は参加した約650人の消防団員を前に、高卒者に対する自身の差別的な発言について謝罪した。

消防点検は消防団員が訓練を重ねてきたポンプ操法成果を市長の前で披露するもので、県消防大会出場の選考も兼ねている。15の分団などの選手ら約650人の消防団員が参加した。

全ての競技が終わり、点検者として講評のため登壇した中川市長は、土砂降りにもかわからず帽子を取り、「不適切な発言についておわび申し上げ、信頼回復のために努力を続けたい」と頭を下げた。

中川市長は18日の市議会本会議で差別発言をし、謝罪して撤回。その後市議会最終日の21日にも再度議場で謝罪し、直後の報道陣の取材には自身が市民の前に出る機会を捉えて、おわびをすると答えていた。しかしその約4時間後21日の夕方、報道陣から市民へのおわびについて問われた中川市長は「議場でおわびをしたと考えている」と述べ、市民へのおわびは終わったのかとの質問に「はい」と答えている。

記事参照元:上越タウンジャーナル