詐欺グループのリクルーターか 特殊詐欺未遂で住居不定の23歳無職男を逮捕

新潟県上越市の70代女性から現金700万円をだまし取ろうとしたとして、上越警察署と県警本部組織犯罪対策課は、警視庁特殊詐欺連合捜査班と岩手県警の応援を得て2024年7月1日午後0時52分、住居不定の無職、大鋸眞尋楼(おおがまひろ)容疑者(23)を特殊詐欺(オレオレ詐欺)未遂の疑いで通常逮捕した。受け子として関与した疑いで5月28日、いずれも自称宮城県の無職男(23)が逮捕されており、同署は大鋸容疑者が受け子を詐欺グループに勧誘した「リクルーター」とみて捜査している。

発表などによると、大鋸容疑者は受け子の男と何者かと共謀し、5月下旬に何者かが警察官などになりすまして女性方に電話をかけるなどして「あなたの口座に詐欺事件の報酬が入っている。確認のため預金の一部を送ってもらう必要がある」などとうそを言い、27日に東京都内に現金700万円を宅配便で送らせたが、女性が警察に届け出たためその目的を遂げなかった疑い。

受け子の男の捜査の過程で大鋸容疑者が浮上し、全国に指名手配していた。岩手県内で発見され逮捕に至ったという。

同署は「共犯事件のためコメントを控える」と大鋸容疑者の認否を明らかにしていない。

記事参照元:上越タウンジャーナル