450キロ走破 静岡県から上越市まで日本横断 全国の小中学生6人 船見公園にゴール
全国の小中学生が自転車で日本を横断する「grav bicycle camp(グラバイキャンプ)」が2~8日に行われた。静岡県富士市の田子の浦をスタートし、上越市の船見公園にゴール。約450キロの道程を自分たちの力で走破した。
自転車まちづくりアドバイザーとして活動する小口良平さん(長野県辰野町)による企画。自転車の旅を通じ、子どもたちにチャレンジすることの意義、新たな世界に飛び込む喜びを伝えている。
今回は1都4県から6人の小中学生が参加。突然の雨やタイヤのパンクなどのアクシデントに見舞われながらも一致協力し、7日には糸魚川市に到着。最終日はこれまでの旅を振り返りがら久比岐自転車道を走り、一人も欠けることなく船見公園に到着した。
ゴールでは家族らが、6人や随行した小口さんらを温かく出迎えた。「おかえり」「おめでとう」と声をかけ、疲れをねぎらっていた。上越市から参加した上越教育大附属中1年の松田一馬君は「自分の体力と勝負したいという思いで参加した。みんなで励まし合いゴールできた」と喜びを示した。
小口さんは糸魚川市の「サイクリングガイド育成講座」、新潟県の「塩の道サイクリングルート策定」に携わるなど、本県とも深い関わりがある。「フォッサマグナを走ることで海と山と川、人と文化がつながっていることを学べる。今後も(子どもたちへ)中央日本の魅力を自転車で伝えていきたい」と抱負を語った。
記事参照元:タイムスLite