青いアマガエル発見 専門家「まれな出現」 清里区の水田

清里区岡野町の水田で25日、稲刈り作業中に青いニホンアマガエルが発見された。発見したグリーンファーム清里(同区上田島)は「幸せをもたらすなどといわれているのを知り、何か良いことがあれば」と話している。

 発見されたアマガエルは体長約4センチ。カエルの研究者で上越科学館の佐藤直樹副館長によると、一般的にカエルの皮膚の色素細胞は3種類で、表皮の下から順に黄、虹、黒。「ニホンアマガエルの緑色は虹色素(こうしきそ)細胞が青色付近の波長の光を外に返し、途中、黄色細胞の黄色い色素を通過するため、両色が混ざって現れる」と話す。

清里区で見つかった青いアマガエル

 青くなるのは黄色素の欠損または極度な凝縮が原因。「黄色のフィルターがなくなり、虹色素が大きく発達し、皮膚色は反射光のブルーになる。遺伝子の突然変異でなく、欠損によるもので、子ども世代に遺伝しない」(佐藤副館長)

 青いアマガエルの出現確率は「まれだと考えられる」と話した。グリーンファーム清里は青いアマガエルを上越科学館に寄贈することにしている。

記事参照元:タイムスLite

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