高田農業・布施菜緒美さん最優秀賞 畜産知識で〝高校日本一〟 日本学校農業クラブ全国大会農業鑑定競技会
最優秀賞を受賞した布施菜緒美さん。3回目の全国大会挑戦で、念願の頂点に立った
県立高田農業高生物資源科3年の布施菜緒美さんは、10月25、26の両日に熊本市で開かれた日本学校農業クラブ全国大会農業鑑定競技会で最優秀賞を獲得した。同校は2年連続の栄誉となった。
全国大会は全国の農業高校などに設置されている農業クラブが参加。農業鑑定競技会は農業、園芸、森林など8分野で知識を競う。県大会での成績上位者や、学校ごとに与えられた枠内で選抜された生徒たちが出場。同校からは8人が参加した。また、家畜審査競技会に1人、平板測量競技会に3人が出場した。
布施さんは畜産分野に出場し、最高成績者に与えられる最優秀賞を受賞した。同分野は牛や豚の品種、器具や施設などの写真や実物を見て、名称や用途などを答える。帳簿や食肉加工など出題範囲が広く、畜産に関わる総合的な知識が問われる。
農業鑑定競技会に1年生から参加し、県大会を3連覇。全国大会でも1、2年時に入賞しており、今回は念願の最優秀賞となった。空き時間に勉強を重ね、知識を蓄えていった。「最優秀賞はうれしい。おととしや去年よりもうまくいった。今までの勉強が手応えにつながった」と振り返る。
卒業後は畜産系の大学に進学予定。「(進学先で)学んだことを生かしていきたい」と話した。
記事参照元:タイムスLite