中川幹太上越市長の辞職求める集会に300人超える市民 リコール運動も辞さず
高卒者に対する差別的な発言が問題となっている新潟県上越市の中川幹太市長をめぐり市民有志が2024年8月22日、「これでいいのか上越市政 市政立て直し緊急集会」と題した集会を新潟県上越市本城町の高田城址公園オーレンプラザで開いた。300人を超える市民が参加し、中川市長の辞職を求め、辞職しない場合はリコールも辞さないとする決議を採択した。
集会は、市議会が7月に中川市長に対する辞職勧告決議を可決したにもかかわらず、辞職していないとして、各地域の市民が世話人となり開催。世話人代表のあいさつに続いて、副議長の近藤彰治市議が議会でのこれまでの経緯を説明し、宮越馨市議が中川市政への評価を語った。
続いて、壇上に並んだ10人の世話人や会場の参加者が挙手して「即刻辞任すべきだ」「リコール運動をやろう」などと次々と発言した=写真=。
地元の恩人も辞職求める
世話人の一人で桑取谷浜地区の和瀬田仙二さんも発言した。和瀬田さんは2001年に中川市長が上越市に移住してきたときに中川市長が所属していたNPO法人の理事長だった。同じ地域に住み生活全般について指導してきたなどと述べ「彼を大事に育て上げながら更生してもらいたいと考えていたが、私の考えは甘かった。彼は辞めるべきだ。新しいリーダーに市政の立て直しを頑張ってもらいたい」と辞職を求めた。
最後には中川市長の辞職を求め「辞職しない場合はリコール運動も辞さない」とする決議(決議文PDF)を採択し、ガンバローコールで締めくくった=写真=。
中川市長は8月23日に予定されている定例記者会見で進退を明らかにする見通しだ。
記事参照元:上越タウンジャーナル