32蔵元の酒に酔いしれる 上越市の「越後・謙信SAKEまつり」開幕

新潟県上越地域の地酒と食を味わう「第19回越後・謙信SAKEまつり」(同実行委員会主催)が2024年10月19日、上越市の高田本町商店街で始まった。地元を中心に県内外から32蔵元がブースを連ね、来場者はおちょこを片手に飲み歩きを楽しんでいた。20日まで。

飲み歩きや食べ歩きを楽しむ人でにぎわう祭り会場(19日午後1時前)

本町3、4、5の商店街の通りを歩行者天国にし、上越市と妙高市の15蔵元をはじめ、糸魚川市、佐渡市、三条市、長岡市、初の富山県から計28蔵元の試飲ブースが並ぶ。日本酒をはじめワインや果実酒が飲み比べでき、試飲代は専用のおちょこが付いて3000円、2日通しは4000円となる。クラフトビールやクラフトジン、どぶろくの販売もある。

おちょこを片手に試飲を楽しむ来場者
熱燗も人気を集めた

つまみにぴったりのするてん、焼きガキ、ラーメン、もつ煮、餃子、からあげ、串焼き、ケバブなどのフードのほか、商店街の菓子店やパン店なども店先で出店する。祭りに合わせ上越市を訪れた友好都市の韓国・浦項市訪問団によるPRブースもあり、ソジュ(焼酎)の試飲や菓子の試食、パネル展示などを行っている。

浦項市のPRブースではソジュの試飲も

初日は午前11時の開幕から大勢が繰り出し、祭り限定酒の「車懸(くるまがかり)」の販売所には行列ができた。数量限定で1本720ml、2200円。

行列ができた車懸の販売所
試飲ブースも人であふれた

正午には乾杯式が行われ、竹田成典実行委員長や中川幹太上越市長らが鏡開きを行い、集まった来場者と車懸で乾杯した。

関係者で行った鏡開き。2024ミス日本酒も駆け付けた
集まった来場者で乾杯

妙高市から訪れた会社員50代男性は「地元だけじゃなくて県内外のお酒が飲めるので面白い。目当てのお酒も飲めた」と満喫していた。

会場の高田まちかど交流館では、酒にまつわるデザインのアパレル販売や酒の空き箱を使ったパッケージクラフトワークショップ、謎解きイベントなども行われている。

酒にまつわるデザインのアパレル販売
酒の空き箱を使ってバッグを作るワークショップ
雨となった夜はレインコート持参で試飲する人も姿も(19日午後6時頃)

19日は午後7時まで、20日は午前10時から午後4時まで。

記事参照元:上越タウンジャーナル